社長のリュウゴウです。手すりの交差点、笠木と支柱の話です。丸いパイプで構成された手すり、お互い丸いのに隙間なく組み合わさってます。完成品を見れば当たり前で、それが?と思いますが、実は一手間かかっているのです。
上の写真のように支柱の先端を円弧加工して笠木とぴったり合うようにしているのです。当社ではパイカットとかパイクールと呼んでいます。手すりが水平ならいいのですが、勾配がつくとパイカットも斜めにして円弧加工しなくてはならないので、だんだん難しくなってきます。またパイプの両端をパイカットする事もあり、ここらが腕のみせどころです。
パイカットの工作機械が下の写真で、機械上部についた円筒形のカッターで材料を削っていきます。手すり製作にはなくてはならない機械で、ちょっとくたびれていますが、まだまだ現役で活躍しています。
いかがでしたか?今日は知らなくても全然困りませんが、知ってると加工技術の世界へ一歩前進できたお話でした。