エルボ管

社長のリュウゴウです。今製作中の手すりは端部にエルボ管を使う指定があったので、たたき曲げとは違うRの感じを紹介します。
パイプの径はΦ42.7㎜、エルボのRは中心半径で31.8㎜、外側も内側もRになっているのが、見た目にもたたき曲げと異なる大きな特徴です。誰が見てもエルボ管を使う方がやわらかい感じがします。実際に持ち手にも優しいでしょう。それだったらコーナーは全部エルボ管を使えば・・・・・・
でも、そういうわけにはいかないのです。エルボ管の材料代が別途かかりますし、たたき曲げより溶接接合後の仕上げが大変で、時間もかかります。結局手すりの金額が高価になるからです。機能も大切ですがお金も大切。
とはいっても最近は角がとがっている方が危険度が高い、景観に合わせて、設計者の意匠などにより頻繁に使われています。私はお客様の指定がなければ、できるだけ安価なたたき曲げで手すりを製作するようにしています。安心して下さい、たたき曲げでも角は丸ですよ。
皆さまも手すりを見る事があったらコーナーに注目!設計者や製作者の意図が感じられますよ。

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